桑島佳英先生

2016年4月18日、私が尊敬する桑島佳英先生が心不全でお亡くなりになりました。

享年50歳でした。

そのあまりに突然の死を、私はまだ受け止めきれずにおります。

 

 

桑島先生は、明るい方でした。優しい方でした。

 

そしてたくさんの方に愛されていました。

仕事に厳しく、とてもピュアな方でした。

ただひたすらお花を愛し、真摯にプリザーブドフラワー・アーティフィシャルフラワーの仕事に取り組んでいらっしゃいました

2012年6月「フラワードリーム2012」Dear...展示ブース
2012年6月「フラワードリーム2012」Dear...展示ブース

私は、2009年7月4日、東京ビックサイトで行われた第一回フラワードリームの会場で、桑島先生に初めてお会いしました。

ディアーの素晴らしい展示ブースを見て、一瞬でその世界に魅了されました。

またデモンストレーションでは、たった3輪の薔薇を、丁寧に、とてもセンス良くアレンジされる様子を見て感動し、この先生から学びたいと強く思いました。

2013年2月「花アクセサリー展」(東京堂)
2013年2月「花アクセサリー展」(東京堂)

その後、ディプロマを取得し、認定教室開校講座を経て、認定会員・ディアーデザイナーの一員として活動させて頂くようになりました。

プリザーブドフラワーのこと、アーティフィシャルフラワーのこと、写真のこと、ウェブのこと、大切な事は全て桑島先生に教わりました。

 

今年2月に株式会社KADOKAWA様から発売された雑誌「花時間プ*リ*ザ vol.10」の付録冊子 「花と一緒に楽しむペーパークラフト入門」を、桑島先生が監修されました。

 

その下準備や製作補助など、アシスタントとしてお手伝いさせて頂きました。

大変学ばせて頂くことの多い現場でした。 

桑島先生に最後にお会いしたのは、2016年2月24日の夕方、銀座三越で行われていた「第11回フロールエバープリザーブドフラワーコンテスト」の会場でした。

 

あまり多くお話できませんでしたが、最後に「米沢さん、花時間さんのお仕事のお手伝い、本当にありがとうね。」とおっしゃってくださいました。あの日の笑顔、喋り方、表情、後ろ姿、まだその全てが鮮明に記憶に残っています。

 

ここであらためて、桑島先生の経歴のごく一部をご紹介させてください。

 

株式会社Dear代表取締役社長

Dear・・・デザイナーズ代表
一般社団法人日本フラワーアーティスト協会代表理事

(協同組合)全国花材流通協会正会員
MONO×Dear・・・ディスプレイスクールプロデューサー
日本ブライダルフラワー協会理事
日本ブライダルフラワー協会デザイナー

 

東京堂MAGIQ初代ブランドアンバサダー。

 

  ≪著書・監修本≫
株式会社KADOKAWA 花時間 刊 『花&雑貨のおしゃれコーディネイト』総監修
株式会社KADOKAWA 花時間 刊 『花時間プリザ』vol.8、vol.10 別冊付録総監修
著書に Dear・・・ Preserved flowers for your dear』 ㈱ARTBOXインターナショナル

 

≪受賞歴≫
2005
年世界らん展日本大賞実行委員会 会長 渡邉恒夫氏より感謝状贈呈
2009
年フラワードリームフローラルサプライショー組織委員会より功労賞を受賞
2014
年コロンビア大使館より感謝状を授与される

 

 

株式会社フロールエバー様のホームページでは、フロールエバー&桑島佳英先生作品アルバムが公開されています。

桑島先生のこれまでのご活躍に深く敬意を表し、またこれまでのご指導に深い感謝を捧げ、先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

2014年8月 ジャパンフラワーアレンジメント&ブーケショー Dear…展示ブース
2014年8月 ジャパンフラワーアレンジメント&ブーケショー Dear…展示ブース